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1997年 アーマード・コア プレイステーション フロムソフトウェア

大破壊と呼ばれる国家間戦争によって地上は荒廃した。
生き残った僅かな人々が地下世界で暮らす様になって半世紀。
国家というものは既に無く、企業が実権を握っていた。
各企業がより大きな力と権力を求め争いは絶えることはなかった。
しかし、一つだけ何にも与しない者がいた。

様々なパーツを組み合わせて多彩なミッションに挑むロボットアクション。ロボットファンが一度はやってみたかった自分だけのオリジナルロボットで戦うのが最大のポイント。組み合わせは自由。人によってまるで違う機体が出来上がるので対戦すると盛り上がることまちがいなし!

だが、このシリーズはロボット好きでも評価が割れるんだよな。


主人公はアーマード・コア(AC)と呼ばれるロボットに乗る傭兵。通称『レイヴン』となり依頼を受けてミッションをこなしていきます。スタート開始時にレイヴン試験が始まります。これを突破しないと始まりません。
颯爽と敵に向かい「おちろーっ!」なんて言いたいところですが、操作はかなり難しいです。

マニュアル見ても難しい。

十字キーで基本移動、L1R1ボタンで平行移動、そしてL2R2で仰角変更と敵を捉えるだけで一苦労です。また、×ボタンを押す長さでジャンプ、バーニアなどが行えますが、バーニアはエネルギーが切れるとしばらく使えません。使用しないと回復していきますのでゲージには注意しておきましょう。
大半はここで諦める人もいるかもしれませんが、この操作は慣れるまでじっくり練習しましょう。

使うボタン多すぎ。移動とジャンプ、攻撃の三種類だけに出来んのか?

無理。慣れろ。

キーボードとマウスならいいんだが……

FPSじゃねぇーっつの!!


依頼を選び契約、出撃でミッションを遂行していくのですが、敵勢力や成功条件がミッションで変わってきますのでよく確認しましょう。また、契約時はミッションを変更できなくなりますが、前金を貰える場合があります。前金は任務失敗しても手元に残るので装備を整えるといいでしょう。依頼主によってストーリーが変わってきます。場合によっては逆の立場からの展開もあります。

まぁ、こういうのって最終的には同じ結果になるんだよな。

うるさい。だまれ。

事実だったのかよ!

『作戦目標クリア。システム通常モードに移行します。』

「やったー!新しいパーツ買うぞー!」というワケにはいきません。報酬から弾薬費、機体修理費、防衛目標などの損失と色々引かれてた上で初めて収入になります。
機体修理はともかく、弾薬費はバズーカやグレネードランチャーなど強力な兵器ほど掛かりますのでムダ撃ちは出来ません。パルスライフルやレーザーキャノンなどの光学兵器はエネルギーを消費するだけなので弾薬費は掛かりません。

その際はジェネレータも交換してエネルギーに余裕を持つといいぜ。エネルギー関係のオプショナルパーツも付けるとさらに強力。

マイナス要因が多いですが、プラス要因もあります。ミッションにより『防衛目標が全部無事』だったり、『より多くの敵を撃破した』などボーナスが貰える場合もあるので、できるだけ狙っていきたいところ。
また、希に報酬がパーツで支払われる場合もあり、その場合は全く収入が無いのでマイナス要因を抑えましょう。

使わない(使えない)パーツなら売り払うのもアリだぜ。

誰もが経験するコレ

このゲームの一番の悩みどころパーツセレクト。これらのパーツには多数のパラメータがあり、その制限を越えないで最良の機体を組みあげるのが楽しみでもあり、苦痛でもあります。

この作業がゲームの良否を問われる。

『軽量にすれば速いけど一撃喰らうとピンチ』『重量にすれば硬くて強力な武器を持てるが遅い』など色々な考え方でその人の個性が出てきます。しかし、パラメータが全て英語で表示されている為、読めても「何だコレ?」な部分もありますので初心者はマニュアル手元に組み上げていきましょう。
機体に仕上がったらテスト出撃して確認しよう。気に入らなかったパーツは買値と同じ値段で売れるので何度でも組直せます。

意外に気づかない人が多いんだよな。

また、ACネーム、カラーリングやエンブレムの作成でよりオリジナリティがアップするのでここまで来たらやれや!

急に怒るな!でも、テクスチャが汚いので迷彩か、濃い色が一番かと。

ワイルドキャット

主人公は傭兵なのでミッションによっては同業者が現れることもあります。相手は同じACなので実質自分の機体が敵と考えた方がいいでしょう。ここが一番の見せ所。レイヴンの腕が問われます。場合によっては複数相手にすることもあって不利。卑怯だぞコノヤロウ!

システムがリアルな分、不利さも理不尽。

夢、破れたり…か

ミッションに失敗しすぎて所持金が−50000Cを超えるといきなり手術台の上に立たされます。すると、ゲームが最初に戻ってしまいますが機体に変化が起きます。ミサイル表示レーダーが標準装備になり、ブレードから光波が撃てるようになります。また、名前を見てみると『強化人間○○○(○はナンバー)』になってしまい名前変更ができなくなります。まあ、裏技で変更可能ですが。この強化人間はシナリオ中ムラクモの技術で『プラス』呼ばれるものですが、シナリオ中のようにペナルティはありません。

気分が悪いよ。

むしろ好都合で、レーザーブレード光波は振った後×ボタンで出すことができ、その威力は一撃でACを破壊できるほどの高威力です。(LS-330、LS-99-MOONLIGHTのみ)さらに手術が2回になると2脚ACでもキャノンの構え撃ちが無くなり(ナインボールがやってたやつ)、6回目ではエネルギーが2倍になるといういいことづくめ。グレネードは空から撃ちまくるわ、レーザー撃ちまくるわの反則ぶり。これは初心者の救剤処置といったところですが、知らない相手にやると嫌われます。私はファンタズマから始めたのでボコボコにされた。
どうしてもクリアできない場合のみ使用した方がいいですが、強化人間は今作のみなので後の作品に引き継ぐ場合は後悔します。速攻でなりたい場合は『反抗組織排除』のスタート地点後ろの『WR-L24』を拾って撃ちまくれば借金が早く溜まります。また、所持金は0Cになりますが、所持パーツは引き継げるので『作業用MT破壊』まで進んでパーツを買い揃え、発電機もろとも爆破すると弾薬費、機体修理、特別減算されてラクチン。

こうしてイレギュラー確定なった。

全クリア後の特権。基準違反機体。

ということでロボットファンというより、メカファンに近い作品です。ストーリーも『悪を倒せ』『みんなの為に』なヒーローではなく、あくまで主人公はストイックな傭兵なので、アニオタはそっちはそっちでやってろ。

ロボットマニアとしちゃ変わらんよ!

座敷が高いが、移動や組み上げが出来るようになれば面白さが出てくる。ガムゲー(簡単ですぐ飽きる)よりスルメゲー(難しいが、プレイするほど味が出てくる)が好きなアナタにピッタリです。

喩えがヘタクソだよ!

てか『ガンダムVS〜』シリーズってパクリじゃねぇーの?

それ言ったらバーチャロンが先じゃ?

いや、プロジェクト・ガイアレイが先だ!

逆だし、パクリじゃねぇーか!!

ん?よく考えたらこのゲームってコックピット視点にしたら『メタルジャケット』じゃん!

それも登場機体がパクリ。

ま、パクりパクられの良い世の中だな。

どこが良いんだよ!!

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