2004年 SIMPLE2000シリーズ Vol.60 THE 特撮変身ヒーロー PS2 D3パブリッシャー


誰もが一度は憧れたヒーローを自由にカスタマイズする事ができる。それが「THE 特撮変身ヒーロー」だ!

“特撮”ってのがポイントなんだよな。つまり昔の世代向けだな。

ちなみにある条件を満たすとあのヒーローになる事も出来る。白黒つけるぜ!

バレバレだろ! しかも、クレジットに『ゼブラーマン』って書いてあるじゃねぇか!!

おっと、この時点で「クソゲー臭がする」等と言ってる輩は初めからやらない方がいい。SIMPLEシリーズはこっちもそれ相応の価値観でプレイするもんだ。

確かにな。低価格だから予算も限られてんだろう。それにケチつける奴は器が小さいな。

でもSIMPLEってクソゲー多いよ。

言ったそばからこれかよ!!




まずは男性か女性を選択。

こういうのは大抵男がプレイするから男性だろうな。

このデザインが昔っぽくてダサい。(ホメ言葉)

この昔のセンスが大事なんだよ。


蒸着!! コスモポリス


こんどはヒーローデザインでカスタマイズ! でも最初だからパーツは少ないです。

メタルヒーロー系か?

というか、後はレンジャー系しかない上、色違いだけなので限られます。

すでに予算が尽きたか? 『ゼブラーマン』のせいで。

気を取り直して、次はタイトルと名前を決めよう!!

決定的なタイトルがアウト!

実は「障害」というワードがあったんだけど、『者』が無かったんだよねぇ。

道徳的にアウトだろうがっ!!




あばよ涙〜♪

まぁパチってる方がしっくりくるかもなぁ。


右にラスボス


各ステージの開始にあらすじがあります。

この声が結構いい感じなんだよなぁ。

しかも、言い回しやストーリーが地味に笑わせてくれます。

「日本人は海老と蟹が大好きだ」とかな。

このおかげでクソ長いローディングも苦にならないね!

気になるぞ! アクセスしすぎ!!




さぁゲーム開始だ!

下の注意が今風だな。

主人公も今風。『一条寺 烈』みたいな感じがよかったのに。

現代っ子が見ると泣くぜ。




ルールは簡単。左上のカウントがマックスになるまでやっつける。

単純だな!

しかもなかなか減らない。

テレビのようにはいかんか?

だがご安心を。□ボタンを押すと……




ギャバーソ!!

言いにくいな!

変身することで攻撃力がアップ! おまけに体力が全回復します。でも注意が一つ。ゲーム中の体力回復手段はコレだけなので粘った方が断然得です。

後のカスタマイズにも影響するしな。

ちなみにザコは一度ダウンさせると永遠に追い討ち可能。攻めろ! 攻めろ!!

鬼!!


アーマーマグナム(ウソ) レーザーブレード(ウソ)


ザコを倒しきると怪人が出てきますが、さすがに一筋縄ではいきません。前述の追い討ちも不可能。ガードして立ち上がります。

それを利用して『投げ』ってのもアリだな。

そこで武器を使ってみましょう。最初は銃しかありませんが、剣も使用可能です。これらの武器はガード不能なので攻めろ! 攻めろ!!

やっぱり鬼!!

でもそれじゃあゲームにならないので制限があります。銃はゲージが溜まらないと使用不可(時間で回復)。逆に剣はゲージが減っていきゼロになると使用不能になります(回復無し)。

堅実なら銃、早期決着なら剣だな。




クリア後は必殺技やパーツが手に入ります。それらのアイテムは各条件を満たすと入手できますが、中には狙っても手に入りにくいものがありコンプリートは一苦労。

キリ番や不動とかムリ過ぎ。

アクセサリや必殺技は明確な違いがあるのか不明瞭。適当に付け替えて各自判断してね。

その対応が適当だな。

て言うか、このメニュー画面に音楽が無い上、博士の独り言が怖いんですけど。

笑い声が一番不気味。


白黒つけるぜ!!


ゼブラーマンは二つ用意されており、最低でも3回クリアしないと出現しません。写真は“2”で4回クリアで出現します。

しかもただクリアするのではなく、難易度も上げなきゃならんのが苦痛。

しかし、その苦労もあってか実際に使えるとなると感動……って、声が『哀川 翔』じゃねぇ!?

注意してもらいたいがゼブラーマンのコスチュームが使えるだけで、ゼブラーマンそのものが使えるわけじゃない

ちくしょう! 騙された!!

ちゃんとパッケージに書いてあるぞ。

人間って汚い!!

その為だけにここまでプレイしたガッツは認めるが、おめぇも人間だろ?

オレはレプリロイドだっ!!

おや、ここにイレギュラーが? 排除、排除。

痛っ! 痛いって!! ごめんなさい!!


やすらかな明日のために


この作品はゲーム性が低いです。おそらくターゲットがおじさん向けなのかもしれませんが、単純ですぐ飽きてきます。

ゼブラーマンがコスチュームだけだったからって非難しすぎじゃねぇか?

なかなか倒れない敵や、技の単調さなど、もう少し改善してくれたらいけるのに。

まぁ、キャラやステージも少ないしな。

でもテーマ曲は好き。「誰かが♪誰かが♪誰かが〜♪呼んでいる〜♪」

特撮を題材とした全体的な雰囲気はバッチリ出ているのが幸い。

ゲームはクソだけど、改めて特撮ヒーローの偉大さを知るにはもってこいの一品でした。

だからSIMPLEシリーズにケチつけんじゃねぇよ!!


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THE 特撮変身ヒーロー